MFGについて
"Modern Filter-language for GPU"
MFGの特徴。
MFG "Modern Filter-language for GPU" は、2次元グラフィックスのフィルタ処理に特化したGPU専用のフィルタ記述言語です。
様々なOSやGPUハードウェアで動き、複数カーネルや中間バッファなどの通常のCPU主体の言語には無いGPU特有の概念を言語要素の中心に添えた、GPU専用に設計された言語です。
言語のシンタックスや機能も近年のプログラム言語の進化を取り込みつつGPU上で動くというこれまでの言語に無い大きな特徴のために一から設計した、モダンで高い生産性を誇るスクリプト言語です。
革新的。
従来は、フィルターを追加するにはDLLなどのコンパイル済みライブラリをプラグインとして組み込む必要がありました。
この方法ではOSごとに別のライブラリを用意する必要があり、OSによってはそのようなライブラリの追加が許可されていない場合もあります。
MFGでは、専用言語でフィルターを記述することで、OSごとに最適化されたシェーダー命令を自動生成します。単一のソースコード（MFGフィルターコード）から、GPU性能を活かしたフィルター処理が可能になります。
専門的な開発者専用の複雑な開発環境の構築無しで、高速なフィルター処理を開発・追加できます。
GPUフィルターシステムへの最適化
Windows環境では、DirectXシェーダーに変換してフィルターを実行します。
macOS環境では、Metalシェーダーに変換してフィルターを実行します。
WindowsとmacOSで異なるGPUプログラムに変換される革新的な仕様です。
ドキュメント
ドキュメントは、GitHubで公開しています。
MFG Studio
MFGを用いたフィルター開発専用エディタ。
MFG Studio について
MFG Studioは、MFGの開発専用IDE（統合開発環境）です。
インストールするだけで、他の開発ツールを使わずにGPU上で動作するフィルターを簡単に作成できます。
MFG Studioは、スクリプトの作成・編集、性能チェック、配布用mar形式へのパッケージ機能を備えたオールインワンのIDEです。
作成されたmarファイルは、FireAlpaca SE 3.0で使用できます。
ポータブルなQtで開発されており、WindowsのDirectX 11とMacのMetalの両方に対応しています。
スムーズな開発環境
専用の開発エディタにより、フィルターのプレビューが簡単に行えます。
最高の開発効率を提供します。
あなたの優れたフィルターアイデアをカタチにしましょう。
| - MacおよびWindows対応 |
| - MFGのコンパイルおよび動作チェック |
| - 構文ハイライト対応 |
| - mar形式へのパック |
ダウンロード
Windows 11, DirectX 11 or newer. / Mac OS 15 or newer.
開発者
MFG 開発者の紹介とメッセージ。
Kazuma Arino
有野 和真機械学習エンジニア兼モバイル、デスクトップのネイティブアプリケーション開発者。近年はC++での開発が主体。著書に「Androidを支える技術（技術評論社）」がある。
GitHub ( karino2 )
MESSAGE.
CPU上のプログラム言語には近年様々な発展がありました。また、GPU活用でも機械学習の分野だけはいろいろな発展がありました。
GPU上のグラフィックスプログラムでもそれらの成果を元に現代的なプログラム言語を作ってみたい、と開発したのがMFGです。これまではホスト側のセットアップ、UIの入力、シェーダー言語と全く異なる知識を要求されていたものが、MFGのみですべて行えるようになりました。
言語としても他の分野では主流となっているような高い生産性を誇る機能や概念を取り入れ、従来のシェーダー言語と比べて、GPU上のプログラミングをより自然に、モダンに行えます。
今後はアニメーションなどへの応用もやっていきたい。
Powered by PGN inc.
株式会社ピージーエヌ弊社では、FireAlpacaをはじめとする2Dグラフィックツールや、グラフィックエンジン開発を中心に事業を展開しています。
Web Site ( PGN Inc. )
MESSAGE.
私たちは、MFGの開発に対して、開発支援をはじめとする様々なサポートを行っています。
MFGという革新的な挑戦を、皆さまや業界にとって有益な技術にしていきたいと考えています。
今後のMFGの開発へのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。