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MFG チャレンジ 2025
学生GPUプログラミングコンテスト

MFGチャレンジ 2025 は、ペイントツール FireAlpaca SE 3.0 でのイラスト制作、漫画制作、写真編集に活用できる MFGフィルタ開発のコンテストです。

学生の方であれば、誰でも応募が可能です。

「GPUプログラミングに興味がある」 「漫画やイラスト表現が好き」 「CG表現に詳しいから腕試しをしたい」 「論文を再現してみたい」
など、皆さんの熱いフィルタ表現をお待ちしています!

コンテスト概要

Contest overview

はじめに

コンピュータグラフィックスを高速に生成するために生まれたGPU。
その進化はとどまることを知らず、今ではコンピューティングシェーダーという形でグラフィックス処理に限らず、汎用的な用途に使われるようになりました。
機械学習や科学技術計算、自然言語処理、物理シミュレーションなど、多くの分野の計算に欠かせない存在になっています。
ペイントツール FireAlpaca を提供する株式会社PGNでは、MFG (Modern Filter-language for GPU) というGPUで高速に動作するフィルタ開発専用言語を開発しました。
フィルタとは、画像の色調補正やブラー処理、図形やグラデーション描画など、写真編集やイラスト制作には欠かせない画像処理のことを言います。
従来、CPUで動作し、OSごとに事前にコンパイルが必要だったフィルタ処理を、MFG言語で記述し GPU上のコードにトランスパイルする仕組みを採用した事で、ポータビリティと高速処理を兼ね備えたフィルタが開発できる画期的なシステムを提供しています。

各賞

- 大賞:賞金 10万円 (1名)
- 審査員賞:賞金 5万円 (計3名)
- 入賞:賞金 2万円 (該当者多数の場合あり)

※ 大賞、審査員賞、入賞されたフィルタは、MFG、MFG Studio のプリセットフィルタとして収録させて頂きます (賞金に収録費が含まれます)。コンテストに応募されたコードの著作権は応募者に帰属します。

- 締め切りと結果発表 -

応募締め切りは、2025年12月31日(水)。

結果発表は2026年1月30日(金)を予定しています。

コンテスト審査員

応募者のみなさんへメッセージ


MFG-Developer

有野 和真

Kazuma Arino

MFGの生みの親、モバイル開発や機械学習などのモダンな言語環境の開発とハードウェア開発などの低レベル開発の大きく異なる2つの分野が専門なのが強み。


「Androidを支える技術(技術評論社)」著書。

GitHub ( karino2 )

 MESSAGE.

SIGGRAPHやCEDECやGDCといったカンファレンスで発表される多くのGPUベースのアルゴリズムを実際に実装してみるのは、とても良い勉強になると思いますが、これまでは画像を用意したり入出力を処理したりGPU周りの面倒な準備をしたりなどがとても大変で敷居の高いものでした。

MFGはそうしたものが一切必要無く、すぐに実際の論文のアイデアを実装し始める事が出来ます。世界一カンタンに始められるGPUプログラム開発!

GPUはいろいろな制限もあるけれど、その分多くの計算資源を使う事が出来るので、その見返りも大きい。プログラマとしてGPUを活用する重要性は年々高まっています。

複雑ですごいフィルタを作るのも素晴らしい事ですが、それよりも一人でも多くの未経験者がGPUプログラムを実際に体験して、CGプログラムの楽しさを味わってもらえたらな、と思っています。

MFG-Developer

宇河弘樹

Ugawa Hiroki

漫画家。著作に「朝霧の巫女」「ネコゴゼ」「ポストキッズ」など。現在、少年画報社ヤングキングアワーズで「エンゲージ・フォー・プリンセス」を連載中。

エンゲージ・フォー・プリンセス ポストキッズ ネコゴゼ 朝霧の巫女

 MESSAGE.

日本のアニメ、イラスト、漫画はデジタル化とWEB流通を経て、国境を越えて同時的に世界中の人が楽しめる娯楽文化になりました。その一方で、デジタルでの商業作品制作はさまざまな前提知識が要求され、まだまだカジュアルになりきっていないと感じます。

逆説的ですが、個人作家向けのデジタルツールはもっともっと初心向けである必要があるのではないかと思っています。生成AI時代を迎え、個人作家は難解なツールの習熟に時間を費やすより、ストーリーやキャラクターの構築(絵の付加価値や文脈)に時間を割く形がより望ましいと思うのです。

鉛筆と紙のように、誰でも直感的にデジタルイラストや漫画を描く環境を実現するには、ソフトウェア技術の発展、それを実現するエンジニアの存在がとても重要です。

GPUプログラミングを身近なものとするMFGは、作家とエンジニアが協力して(あるいは両者を兼ねることを可能にして)、より豊かな作品をつくる形、架け橋のひとつとなる可能性を秘めていると思います。

MFGを利用したフィルタ制作を通して新たな表現を開拓するのみならず、デジタルイラスト・漫画制作をたくさんの人にとってより楽しく直感的なものにすることに興味を持つ人たち、作品制作の頼もしいチームメイトが現れてくれることを楽しみにしています。

MFG-Developer

描乃EMO

Kakuno Emo

イラストレーターとしてのお仕事経験を生かして、未来の絵描きたちを仲間にしたいと考えている。
お絵描きを楽しみたい人が集まる溜まり場を作りたいVTuber。


「描乃EMO」YouTubeチャンネル

Web Site 描乃EMO

 MESSAGE.

フィルタって、イラストの質感や雰囲気を変えてくれる魔法のようですよね。

たくさんのフィルタでイラストにどんな効果が出せるか試行錯誤すると楽しいし、あたらしい表現のアイデアのきっかけになったりします。

わたしは、春風加工とか夏風加工とか、ビンテージ加工とか、イラストの雰囲気や色調がガラっと変わるような加工フィルターを好んで使ってます!

そんなガラッと変わるフィルターのチャレンジに期待しています!

コンテスト課題

コンテスト参加の作品の内容は自由です。 実用的なものからアーティスティックなものまで、みなさんの個性と実力を発揮した作品をお待ちしています。
応募は何作品でも可能です。奮ってご応募応募ください。

フィルタ作例

コードの参考や表現のアイデアとしてチェックしてみましょう。
その他のサンプルも「MFG Studio」内に収録されています。

 「クリスタライズ」

画像をクリスタルのような多角形でモザイク化するフィルタです。ピクセル境界にアンチエイアス処理がされないので、MLAAフィルタの追加適用もオススメです。

MLAAフィルタ作例

 「MLAA」

ピクセル境界にアンチエイアス処理がされていない画像に、アンチエイアス処理を適用し、ピクセル境界を滑らかにするフィルタです。アルゴリズムに Morphological antialiasing (MLAA) を使用しています。

MLAAフィルタ作例

 「CRT」

ブラウン管特有の歪み、RGBのアパーチャグリル模様など、アナログテレビの雰囲気を再現したフィルタです。

CRTフィルタ

開発環境と言語仕様

2025年6月30日現在、MFGは「MFG Studio」というIDE (統合開発環境) で開発して頂くことになります。
Windows、macOS で動作するアプリケーションです。以下のボタンより無料でダウンロードできます。

 Download MFG Studio

言語仕様などはこちらのGitHubページを参照ください。

 Documentation / GitHub

MFGは新規性の高いプログラミング言語です。開催期間中は、開発者がなるべく直接サポートさせて頂きます。
こちらの Discordサーバーでお気軽にお問い合わせください。

 技術サポート / Discord